【うちよりひどい家はない!家族戦争】西館好子著
〜失敗から、家族の本質が見えてくる〜
- 元夫の井上ひさしとの凄まじくも濃密な後悔だらけの人生だった!
- 30年前に離婚して、私の過去は後悔だらけです!こんなに凄まじい家族戦争もあった欠落家族の典型でした!
第1章 異なる夫婦のどっちもどっちー家族の黎明期
14 夫婦喧嘩は一生ついてまわる〜仲がいい家族の中で育った私、孤児同然に育って井上ひさしさん!
※喧嘩の種は、お互いの生い立ちを理解していないことに起因している!
19 天と地ほどにかけ離れていた〜お金の使い方の違い!
※つい言いたくなっても、見ざる、言わざる、聞かざる。お金の使い道はお互いを尊重する!
24 家族が生きるための命の戦争〜生きるということは、社会の中で命の戦争だと考える!
28 夫婦のほどよい距離感〜刃物を出されたら、それを真綿で包むだけの度量を持つこと!
32 尽くすと裏切りは同じこと〜尽くすという気持ちを家族に抱いたら、見返りを期待していることになる!
※知恵を働かせて楽しむ。それが家族への最大の愛情表現!
42 父親から離れられない三人の娘〜親離れ、子離れは必要。長すぎる蜜月は、お互いの成長を止めてしまう!
51 子どもが親を超えたとき〜家族のための家族ではなかった。作品を書くための家族だった!
※子育てに完璧なんていう言葉はない。【私は私の足で立っている】と子どもが言ってくれれば、子育ては成功!
55 夫婦二十年の総決算
第2章 神よ!悪魔よ!原稿よ!ー家族の全盛期
62 一心同体の夫婦が一心二体になる〜中年になってからのは妻の自立は夫にとって脅威!不仲の火種になる!
66 増長する夫婦間の不満〜長年連れ添ってきたという馴れ合い。もうちょっとの理解をお互いに持つことができたら!
70 両親を巻き込んだ家族戦争〜夫婦がうまくいっていない時に、どちらかの親族がいると、火に油を注ぐことになる!
74 仏壇で揉める家は長く続かない〜両親が同居してから、家族の不和が始まった!先祖がいるから今のあなたがいる。仏壇は、命の継承を象徴する。家族の拠り所!
78 不幸は次の世代に連鎖する
83 追い詰めると相手は逃げる〜浮気をしていた夫に証拠を突きつけた妻は、追い詰めずにほうっておいた私。
※夫婦の浮気には、『許してあげた』などという偽善はしない。ただ黙っていたほうがいい!
88 性格の不一致〜性格が合うも合わないも
100 暴力はエスカレートする
104 夫の殺人未遂事件
111 暴力からは逃げるが勝ち
第3章 悩み苦しんだ親子の巣立ちー家族の衰退期
116 夫と妻の幸福戦争
120 家族を食わしているのは俺だ
124 別れの美学
133 一人で苦労してこそ、一人で生きる力を得られる
137 自分の愛のかたちに自信を持って生きる
143 ほどほどの家族関係が一番難しい
第4章 切っても切れない深い結びつきー家族の晩年期
150 戦いに明け暮れて
158 娘たちへの贖罪
176 家族の本質は別れて行くこと
180 希望と絶望のあいだで
184 男女を超えた深い結びつき
■上記は井上ひさしさんと結婚されていた西館好子さんが書かれた本ですが、結婚生活の凄まじい夫婦関係、親子関係を赤裸に書かれていて、夫婦のあり方、親子のあり方を考えさせられる内容の本でしたでした。