【1か月で血液をキレイにする健康法】の解説1,987日の遺言

【1日1杯の砂糖入り炭酸飲料で、リウマチの危険度が6割高まる】鈴木広宣著
〜19万人の女性を対象とした米国の調査で判明〜

■ 砂糖入りの炭酸飲料を多く飲むと、『2型糖尿病や心疾患のような慢性炎症性疾患のリスクが高まる』と分かっている。このたび、検証の結果、『関節リウマチのリスクも高める』と分かった。

ハーバード大学医学部関連病院のブリガム・アンド・ウィメンズ病院のヤン・フ氏らの研究チームは、2014年9月号のアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌で発表した。

■ 研究グループは、約19万人の女性を対象に、調査開始時点とその後、約4年ごとに食品を取る頻度を調査。砂糖入り炭酸飲料の摂取に関するデータを収集。併せて、関節リウマチにかかったかどうかを、診療記録の再調査で確認した。

■ 砂糖入りの炭酸飲料を1日に1杯以上飲む女性は、無糖炭酸飲料を飲む女性や1カ月に1杯未満しか飲まない女性と比べると、血液検査でリウマチが陽性と判断できる関節リウマチの発症リスクが約6割高いと分かった。

■ さらに55歳以降に関節リウマチを発症した人に限定して分析したところ、関係性はより強く出ていた。

■ 関節リウマチの人の中には、血液検査ではリウマチが陰性と出る人もおり、砂糖入りの炭酸飲料と血液検査で陰性となるような関節リウマチには関連はないと分かった。

砂糖入りの炭酸飲料の飲み過ぎは、複数の理由から避けるべきと言えそうだ。

文献情報

Hu Y et al. Sugar-sweetened soda consumption and risk of developing rheumatoid arthritis in women. Am J Clin Nutr. 2014;100:959-67.

砂糖入り炭酸飲料の危険性は、多数あるが、過去、多くのリウマチ患者さんの個人相談を山本はお受けしてきたが、リウマチ患者さんには、心の中に許せない人がいた