【老いる意味】森村誠一著
〜人間老いれば、病気もするし苦悩する〜
『元の私に戻れますか?』老人性うつ病を克服した著者の老いの生きかた!
1933年生まれ88歳、病や悩みにも寄り添う。老いには勇気が必要!
人生50年時代から、人生80年時代、今は人生100年時代に!
第1章【私の老人性うつ病の闘い】
★その日朝がどんよりと濁っていた!言葉が、文章が、汚れきっていた!うつになって生活のすべてが暗くなった!
★うつ状態を脱するための4カ条➡︎❶楽しいものを探す ❷のんびりする ❸美味しいものを食べて、ゆっくり寝る ❹趣味を見つける!▶︎私がやったことは❶人と会う❷喫茶店やレストランに行く❸電車や車に乗って、美しい場所、珍しい場所へ行く❹人を招く。
★脳からこぼれ落ちた言葉を拾っていく!社会から置き去りにされた長い時間!
★私は『元の人間』に戻れるのでしょうか?➡︎担当医師への手紙は35頁を参照!
『道』が続いている限り歩みは止めない➡︎70歳になろうとも80代になろうとも先に続いている!
第2章【老人は、余生に寄り添う】
50 余生は長い、『余った人生』ではなくなった➡︎60歳で定年したり、定年後は40年も・・・肉体の変化に気がつきはじめた頃『心の若さ』だけは保たねばならないと思った!
54 未来目を向ければ、いまの自分が『いちばん若い』。最先端を追い続けている限り、自分も不変である!➡︎不変のものを追い続けている限り、自分もまた不変なのである!
57 人生は『三つの期』に分けられる➡︎1期は『仕込みの時代』。学びに重きを置いた準備期間。2期は『現役時代』。一般的には、会社で働くなどして社会に参加する期間。3期は『老後』。余生ともいわれる期間である。第3期こそ、自分のために生きられる期間である!
58 人生とは天気のようなものである➡︎
62 老後は『人生の決算期』である➡︎
『人生の第三期』は好きに生きていく➡︎まず問われるのは社会構造の中に組み込まれた人生を送ってきたか、定職につかずに生きてきた人には余生らしい余生は期待できない!
66余生にまで倹約を続ける必要はない➡︎
74 何もしなくてもいい『楽隠居』は楽ではない➡︎
77『生涯現役』でいやすい田舎の老人➡︎『自由を謳歌』しやすい都会の老人!
83『人生100年時代』の老人➡︎身体を治す力、病気を寄せつけない力、強い身体を作る力をいかにつけるか
第3章【老人は、死に寄り添う】
91 妻に先立たれる可能性も決して低くない!男は妻に依存していることが多い➡︎女性のほうが逞しくできている!
97夫婦の関係はいつまでも同じではない➡︎リタイアしてからは、自分の存在が家族の邪魔になっていることに気がつく!➡︎『離婚』を切り出されてもおかしくない。
104『お荷物老人』にならないために➡︎軽蔑される高齢者とは、まず社会の役に立っていない!
108 いまの世の中では『孤独死』が増えている!死んだことさえ知られない『孤立死』が!
118『仕事の定年』と『人生の定年』は違う➡︎定年は便宜上の境界にすぎず、ゴールではない!
121『生きがい』か『居心地の良さ』か?➡︎
125 心や脳を衰えさせないためには➡︎
129 曲がり角になる70代、80代になれば、身辺整理を➡︎
第4章【老人は、健康に寄り添う】
140 不健康にも寄り添う➡︎
148 私の場合の行動パターン➡︎
150『自分のバイオリズム』を掴むようにする➡︎
154 老いるに従い『現状維持』を考える➡︎
161 コップ一杯の水が脳卒中を防ぎ、少しの牛乳が胃を治す➡︎
169 糖尿病予防を考えた『入浴法』➡︎
171 食事のとり方もおおよそ決まっている➡︎
172 誰でも『一日3食』がいいとは限らない➡︎
176 贅沢品や嗜好品を求めての『人間らしい生活』➡︎
181 自分の『便』は観察しよう➡︎
188 ガンや新型コロナウイルスとどのように向き合うか➡︎
192 あきらめずに病気と付き合う姿勢➡︎
第5章【老人は、明日に向かって夢を見る】
196人生をリセットするチャンス➡︎早いうちに絶望してしまうのは、人生に対してあまり情熱を持っていなかった人が多い!老いを加速させるかは自分次第!
206 『つかず離れず』で、時にデートもいい➡︎異性との交流、シニアラブもあっていい!
218シニア世代になってこそ『自由な読書』が楽しめる➡︎文化は、ただ生存するというだけでなく、生きることに意味を与える!
『読書』には大別すると3つの型がある➡︎1型は、自分の知識や教養を高めるための読書2型は、職業に対する読書。3型は、趣味や娯楽に対する読書!
223 誰かの役に立つことは、心の筋肉を動かす➡︎何かの役に立ちたい気持ちを絶えず持っている!
225『気配り』『心くばり』『目くばり』➡︎
233 おわりに『老いる意味』➡︎88歳になってもネバーギブアップの人生だ!
■ 上記は、あの森村誠一先生が書かれた【老いる意味】840円の本ですが、人生100年時代において、定年後の生き方、老人性うつ病の闘いの日々が書かれています