成功法則【5%の5%の仲間入り】への道No.3,475

【食糧廃棄率が世界一の日本】相田公弘著

〜まさか、食べられる食べ物を捨てていませんね203c.png

日本の食品の約7割は、世界から輸入したものです。

私たちは年間 5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の11940万トン)を捨てています。

食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、廃棄量は世界の食料援助総量740万トンをはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しています。

日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられています。

この家庭からでる残飯の総額は、日本全体で年間11兆円。

これは日本の農水産業の生産額とほぼ同額です。さらにその処理費用で、2兆円が使われています。

日本は食糧の 7割以上を輸入しながら、世界一の残飯大国なのです。

世界では年間1500万人以上が餓死しているといわれ、これは、東京都の人口を上回ります。しかも、そのうちの7割以上が子どもたちです。

「飢餓」になるのは、食糧が十分に作られていないからではなく、穀物に関しては、世界中の人が生きていくのに必要な量のおよそ2倍が生産されています。

あいことばは、「人を大切に出来ない人間は物を大切にすることもできない。」です。

戦後の日本はとてもお金持ちになりました。

父親の給料もどんどん上がる。

母親もそれが幸せと思うようになる。

子供が欲しい物は何でも買ってやる。

それが子供の幸せなんだと。

でも豊かさの後ろできっと子供たちは叫んでいた!

おもちゃなんかいらない。お菓子ももう十分だよ。

だからもっと遊んでよ・・・

もっともっと側にいてよ・・・

やがて子供たちは叫ぶこと

側にいてもらうことを諦めました。

『おもちゃやお菓子があればいいや』

と思うことで、自分を納得させるようになっていった。

物を優先する心が生まれる。

でも

『人を大切に出来ない人間は物を大切にすることもできない。』

みんなそのことに気がつきませんでした。

マザーテレサが来日して新幹線に乗りました。

当時の新幹線には水を飲むために紙コップが備え付けられていた。

日本人は紙コップで一口水を飲むと当たり前のようにそれをゴミ箱に捨てる。

その光景を見て彼女はこういう言葉を残して帰国しました。

「日本の国は物はとても豊かになったけれど

心が貧しくなってしまいましたね」

それは心に染みるほど悲しい一言でした。

出典[いまを、生きる]半田考淳/PHPベスト・セレクションより

100人の一歩より

25fc.png食べ物を世界一廃棄している日本人、相田公弘さんが発信して頂いた厳しい現実。キッズ農園ではお米以外多くの野菜を育てていますが、毎日毎日農作業で流す汗1f4a6.png1f4a6.png。どんなに小さくても、どんなにいびつな野菜でも捨てられないなあ〜