成功法則【5%の5%の仲間入り】への道No.2,714

【精神科医が見つけた3つの幸福】樺沢紫苑著

今まで30冊くらい出版していますが、私的には過去最高傑作だと思います。内容から抜粋して紹介します。

「お金だけじゃ幸せになれないよ。でもお金は必要だ」これはよく聞くセリフですね。

ではなぜ、お金だけでは幸せになれないのか?

どうしたら幸せになれるのか?

これらの疑問を、科学的に証明されているデータを元に紹介したのがこの本です。

幸せのポイントは、特に3つの脳内物質だといいます。

・ドーパミン

・オキシトシン

・セロトニン

お金が入ったり、収入が上がったらうれしいですね。そのときはドーパミンがバーンと出ます。気分が上がります!

ドーパミン的幸福

私の会社は、41日で、創業14年目になりました。初年度の年商は200万くらい。

それが2冊出版した3年目に、1000万円台に大躍進!

それはもちろんうれしかったです。

でも、その喜びは短期間で薄れていき、「次は2千万だ!」となっていました。

樺沢によると、「ドーパミンの持続期限が数ヶ月から半年くらい」だからだそうです。

そういえば、1千万円を超えた喜びの期間は、数ヶ月くらいだったような気がするなあ。

オキシトシン的幸福

赤ちゃんを見ると可愛いと感じます。ペットがいると癒されます。

パートナーとスキンシップをしていると安らぎます。

気の合った仲間と飲んでいると時間がたつのを忘れます。

こうしたつながりから得られる幸せを、『オキシトシン的幸福』と呼ぶそうです。

「赤ちゃんを育てるのはもう飽きた」

「ペットは、もう半年飼ったから飽きた」

とはならないですよね。

オキシトシン的幸福は、つながりによる幸福感。飽きることはなく、持続するのです。

セロトニン的幸福

セロトニン的幸福は、一言でいうと「心と身体の健康」

・体調がいい

・気持ちがいい

・リラックスできる

特におすすめなのが、朝の散歩だそうです。

コロナになる前には、散歩なんてしたことはありませんでした。時間の無駄とさえ思ってた。

でも、コロナになってから、よく歩くようになりました。

週に4〜5日は、5キロ〜8キロほど歩いてます。

そろそろ散歩が習慣になってから1年くらいになりますが、

「青空にはもう飽きたね」

「自然はもこりごりだ」

なんてことはありません。

青空は毎日でも気持ちがいいです。

何回でも何年でも持続するのです。

散歩や森林浴、瞑想など、健康で爽やかな気分を味わうことでセロトニンが出ます。

「うつ症」とは逆にセロトニンが足りていない状態です。セロトニンが低下すると感情のコントロールが効かなくなり、イライラしたり怒りっぽくなり、カッとしやすくなる。

セロトニン不足になると、「腰が痛い、膝が痛い、頭が痛い、肩がこる、疲れやすい、全身がだるい」などなどの原因にもなる。

さらにセロトニンが著しく下がると、衝動性が高まります。

キレやすくなり、「死にたい」という考えと結びつくと自殺につながります。

セロトニンは、生きるための必須のものなんです。

優先順位が大事

ということで、優先順位は明確だと、樺沢は力説します。

1,セロトニン的幸福

一番大事なのは、セロトニン的幸福。

睡眠が7時間を切ると、セロトニン不足になります。

6時間切ると赤信号。

睡眠を犠牲にして仕事をしている人は要注意。大きな反動が来るのです。

2,オキシトシン的幸福

健康を確保したら、次はつながり。

家族、パートナー、友人とのつながりで、オキシトシン的幸福を満たすことが必要です。

家族を犠牲にして仕事に没頭した人の末路は、みなさん十分にご存知なはず。

なのに、仕事を優先して家族をないがしろにしている人は多いです。

3,ドーパミン的幸福

セロトニン、オキシトシンが満たされたら、

次はドーパミン。

毎日同じことの繰り返しからは、

ドーパミンは得られません。

目標を設定して、安心領域を出て、

新しいことにチャレンジしていくことで、

ドーパミンは得られます。

『幸せってなんだろう?』

古代の哲学以来の疑問は、

この3つの脳内物質で解説できます。

この本は366ページもあります。

3つの脳内物質を増加させるための

具体的なスキルもたくさん紹介されています。

幸福度爆上げは間違いなしです。

『精神科医が見つけた3つの幸福』樺沢紫苑著

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