【これでおしまい】篠田桃紅著
〜107歳、世界的美術家が遺した『人生のことば』〜
★歳を取ってはじめて得られる喜びがある!
【まえがき・・】人生というのは、長く生きてきたけれど、何もわかりませんよ。
こうしてただ生きてきたんだと思うだけで。
でもそれでいいと思う!この百余年ばかりこの世に生きて、この宇宙、人生、そういうものをわかろうとなんて思ったって、そりゃ無理です!
でも人間には記憶力というものがあるから、書こうということがあったなと思い出したりする。
人生には、これから訪れるかもしれない希望、現実、過ぎた思い出というものがある。
★希望どおりにいかないのが現実。だけど、思い出は悲しかったことでも、思い出があるということがとてもいいことだなあと思いますね!
★時間というものをいい思い出になるように持てたら、人間はいいなと思いますね!
★自分を好いてくれる人を悲しませたくない。だから生きているのよ、ほんの少しの人のために!
★墨はいくら濃くしても真の闇にはならない。何かやり残しているところがあるから、生きていられるんですよ!
★どうでもいいやと自然のなりゆきまかせ。いちいち、あー大変だ、あー不安だってやっていたら、忙しすぎて生きてられない!
【ことば編】
07 みんな誰だってひとり
37 自由は人生を生きる鍵
81 人は苦しむ器
119 あきらめて救われる
155 老いを受けとめる
213 あらゆることをして悟る
【人生編】
21 大正ー少女時代思い出
65 大正後期から昭和初期へー自由を求める日々
111 昭和 戦時中ー生死の境をさまよう
143 昭和 戦後ー父母との別れ、そして渡米
199 昭和後期から平成 令和へー人間の歴史を思う
■ 上記は、世界的美術家の篠田桃紅さん107歳が書かれた【これでおしまい】1,400円の本ですが、大正昭和平成令和を生きてこられた世界的美術家の言葉に、定年後の人生をどう生きるのか、大きなエネルギーを頂きました