【神社で柏手を打つな!】島田裕巳宗教学者・作家著
〜『二礼二拍手一礼』は伝統的な作法じゃない⁉︎〜
★日本人の『しきたり』の概念を根底から覆す驚愕の手引き書!
★イベント好きな日本人に商業主義が忍び寄る・・・
1章 【神社で柏手を打つな 】
24 黒澤明監督の『姿三四郎』に見る美しき祈りの姿➡︎ 二礼二拍手一礼は、それほど昔からではなく、基本的には両掌を顔や胸の前で合わせて拝む『合掌』だった!
27 神社と寺は一体だった!➡︎合掌が神社で祈るときの基本的な作法だった、はっきりした理由がある。忘れてはならないのは、明治時代以前、日本人の宗教世界において【神仏習合】が基本的なあり方だった!
※ 神道は、今は宗教の一つとされているものの、開祖、教祖というものがない。開祖がいなければ、教えを説く者はなく、教えを記した教典もない!
30 浅草寺に神仏習合の痕跡を探す
34 『二礼二拍手一礼』が定着したワケ
37 変遷する参拝の仕方
2章 【初詣は鉄道会社の発明 】
56 除夜の鐘が全国に広まった驚愕の理由➡︎1027年のNHK 『除夜の鐘』の放送から広がった!
58 初詣が定着したのは昭和に入ってから➡︎ 明治41年1908年の時点で、季語として初詣が採用されている!
61 初詣は鉄道会社の営業戦略だった!
65 大晦日の集金のための深夜運転だった
3 章 【マイカーが生んだ墓参り】
74 土地が買えないから墓を買ったバブルの時代
78 庶民には墓などなかった
81 日本でも風葬やら水葬やらがあった➡︎鎌倉時代は、遺体が自然に腐っていき、骨になるのを待つ『風葬』であった!おそらく鳥や獣もついばんだであろう!
90 墓より仏壇
91 骨が発揮する不思議なパワー
4 章 【結婚式に祝儀など持っていかなかった】
98 大きく変わった冠婚葬祭の世界
102 『ご祝儀』はお祝いの品を持参する
104 ご祝儀が現金でなければ成立しない現代の結婚式
109 ブームになったキリスト教式の結婚式
114 ホテルのチャペルの牧師は本物⁉︎
5 章 【どう考えても無駄な半返し 】
136 200万円の戒名料がプライドを満たす
144 家族葬が当たり前
6 章 【クリスマスはキリスト教の行事じゃない 】
156 クリスマスは狂乱まじりの無礼講だった
161 イエス・キリストの誕生日は不明
165 ミトラス教の冬至の祭がクリスマスになった
7 章 【ハロウインの起源は江戸時代の花見 】
180 デズニーランドが広めたハロウイン
8 章 【商業資本としきたり 】
198 ハロウインと恵方巻の市場規模➡︎ ハロウインの市場規模は1,345億円、バレンタインは1,385億円、恵方巻は2005年は114億円だったが、243億円に!
200 互酬性が生んだホワイトデー
205 通過儀礼を重んじてきた日本人
208 通過儀礼を欠いた欧米社会
213 神道とは深く関係しない村の祭
9 章 【怪しげなしきたりに踊らされてどうする】
224 神様は参道の中央を通るのか?➡︎ 伊勢神宮では、内宮では右側、外宮では左側に、手水舎が設けられているが・・・初詣の混む時に中央を歩いて穢れているの?
226 光源氏も柏手を打つ
228 しきたりを強いることで権力を握る
234 焼香の回数は宗教で違うのか⁉︎➡︎ 天台宗や真言宗では3回、西本願寺は1回、東本願寺は2回
238 お年玉(現金)はいつから始まったのか➡︎戦後
240 七草粥は珍しい古くからのしきたり➡︎平安時代
242 節分の厄払い➡︎ 平安時代
244 田の神も山の神も都会にはいない
■ 上記は宗教学者・作家の島田裕巳さんが書かれた【神社で柏手を打つな!】860円の本ですが、タイトルに引かれて購入して読みました!商業主義に騙されないようにしたいなあ〜